なぜ社外役員の
採用に
「独立性」 が
重要なのか?
社外役員(特に社外取締役)は、生え抜きの取締役とは異なるバックグラウンドや、特筆すべき専門性などに着目して選任されるケースが多いです。そのため、社外取締役には取締役会において自由闊達に意見を述べ、会社に対して独自の付加価値を与えることが求められ、会社のコンプライアンス機能を強化する点が大きな目的となります。
すなわち、生え抜きの取締役や社内部署による不正や利益相反取引などを監視する役割が、社外取締役に求められているのです。しかし、社外取締役が生え抜きの取締役と癒着していては、監視機能を実効的に発揮することができません。そのため、コンプライアンス強化の役割を担う社外取締役には、特に高度な独立性が求められます。